タイ、チェンライで山岳民族の保護活動をしているNGO「the mirror foundation」の山岳民族子供基金プロジェクトBlog


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We Love Music!!!

ここタイでは未だ麻薬の問題が後を絶ちません。
ミラー財団近辺の村村でも 麻薬に関わっている人々は数多くいます。

財団に隣接しているアカ族の「リパー村」もその問題を抱える村のうちの一つです。
リパー村は120戸500人の比較的大きな村です。
12年前に山の向こうから ミラーの近辺の低地に移動してきました。
チェンライの町までは片道22キロのところに位置しますが、この村の人々のほとんどが
自分の土地を持っていないため、町まで日雇い労働に出かけます。

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タイ北部はミャンマー国境に近く、ミャンマー側で生産されたアヘンが
タイ側に持ち込まれ、売買されます。
今だこのように密輸されるアヘンが後を絶たず、農作物よりも数十倍の価格で
取引されるアヘンを売り買いする山地民の人々が多く存在します。
リパー村も例外ではありません。
ミャンマーから持ち込まれた麻薬を買い取り、それをさらに転売する。
両親ともに麻薬に手を出していると、やがて子どもの将来も麻薬を売り買いする道に進んでしまう
パターンが多くみられます。

麻薬を売り買いして、多額のお金が手に入っても
自分も麻薬中毒になっているケースが多く、自分用に麻薬にお金をつぎ込んでしまって
結局はマイナスの収入になってしまい、さらに麻薬売買の道に深く足を踏み入れてしまう。

大人のそんな姿を見て、子どもたちは何を思うでしょうか…?

思春期の子どもたちは大人のすることを まねしたがるのは普通でしょう。
好奇心から麻薬に手を出し、良からぬ道に進んでしまう。
抜け出せずに麻薬中毒になり、いつの間にか自分も売り買いする立場になっている。


子どもたちに、若者たちに麻薬以外に興味をもつものがあれば
きっと彼らの視野も広がるのではないだろうか。

そこで私たちミラー財団が考えたのは、
若者が仕事もなく、勉強もせず村でぶらぶらしているのは彼ら自身にも、
彼らよりも年下の子たちに及ぼす影響もよくない!
若者たちの興味のあることをどんどん開発していこう!ということでリパー村の若者を集めて作られたグループのうちのひとつ
”We Love Music!!”をご紹介します。

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若者の中でも音楽に興味のある子たち8人(写真撮影時には5人が集まりました)が
毎日学校が終わり、夕食を済ませた後ミラーに集い、スタッフからギター、ドラムの使い方、
そして実際に唄を歌い、バンド演奏の練習をするという活動をしています。
毎週4~5日 夕方ミラーに集い、夜遅くまで音楽活動を、時にはミーティングを行っています。

彼らの好奇心をこのように外に向けるということは、とても重要なことだと思います。
自分はギターが演奏できるんだ!ドラムができるんだ!
もしかしたらこんなこともあんなこともできるかもしれない。という意欲を駆り立てる
ひとつのきっかけに結び付くと私たちは信じています。

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この活動は村の子どもたちがスタッフに「ギターの弾き方を教えてほしい」と言ったことから
始まった企画です。

こうした若者の好奇心の芽を大事に大事に育てていくことが、村の自治開発へとつながるのでは
ないでしょうか。
外からの力ではなく、自分たち自身の力で何とかしようという心構えがもっとも重要です。

その他の活動として、ほかの村村と合同でサッカーチームを作った若者たちもおりまので
次の機会にブログという場を借りてお知らせしたいと思います。


*******************************
We Love Musicでは
若者たちが練習するためのギターが不足しています。


ギターは1台当たり 1800バーツ(およそ5400円)なのですが
こちらの支援をしてくださる方を募集しています。

どうかご協力のほど よろしくお願いいたします。

★お問い合わせ、質問などはmirrorfoundation@hotmail.co.jp(長谷川)まで
ご連絡お願いいたします。
必ず題名に「We Love Music!!について」とお書きください。よろしくお願いします。
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by mirrorfoundation | 2009-09-28 18:08 | ◆支援ご協力のお願い

お久しぶりです

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更新がしばらく滞ってしまって申し訳ありません。

9月に入り、すでに後半になってしまいました。
ボランティアさんも団体単位でこの2か月の出入りがとても激しかったです。

9月初旬にはアカ族のブランコ祭りが 各村々で行われました。
(写真参照)
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農作物の豊作と 働き者の女性に対する感謝のお祭りであるブランコ祭り。
山岳民族の伝統的儀式を目にするたびに、昔から、昔のままの方法で継承され行われている
この儀式の重みを感じることができます。

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すでに後半に差し掛かっている9月。
子どもたちの長期休みも目の前に迫っています。
現在はテストに追われていて大変な思いをしていることと思いますが
今月末からまたちらほらと 子どもたちが顔を見せてくれることでしょう。
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by mirrorfoundation | 2009-09-22 13:09 | ◆こどもたちのあゆみ

HOPEとご対面!

今月1日からシンガポールから″HOPE”という団体が到着しました。
彼らはシンガポールにあるカレッジ学生のなかでも山岳民族の子どもたちの支援のために
作られた団体です。
H…Hilltribe
O…Opportunity
P…Personal grow
E…Education
それぞれの頭文字にはこのような意味が込められているそうです。
今回この団体がミラーを訪問するのは初めてで、山岳民族の保護活動をし、
かつ子どもたちのために奨学金支援活動を行っていることに興味を持ち
今回の訪問を決めたそうです。

彼らとミラーから奨学金をもらっている子どもたちとの交流会が
5日(土)に行われました。
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まずは自己紹介から始めます。
シンガポールからは23人、子どもたちも23人集まりました。
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子どもたちはとても緊張した面持ちの様子。何しろシンガポールの公用語は英語。
もちろんシンガポール人もタイ語は全くしゃべれません。
子どもたちも頑張って習った英語をフル活用して、自分のことを説明していました。
中にはとても流暢に英語をしゃべる子もいて、シンガポールの皆さんを驚かせていました。
また山地民の中には中国語をしゃべる子もいます。
中国語を使っての自己紹介をした子もいて、
さらにシンガポールの皆さんを驚嘆させていました。
(中華系シンガポール人のかたも沢山いて、中国語をしゃべるメンバーも多くいました)

この日集まった子どもたちは、普段は学校の寮や学校の近くに住んでいる親せきの家などに
寝泊まりしています。
自分たちの村から学校に直接通うには交通費がかかり過ぎてしまうため、
町の学校に通う村の子どもたちの多くは家を離れて生活しています。
中には規律が厳しい寮もあって、今回子どもたちがこのように集うときに
外出申請書が必要なところもあります。
寮からミラーまで交通手段のない子は、寮の先生からモーターサイを借りてきている子もいました。

ギクシャクした感じで始まった交流会もゲームを重ねるうちにちょっとずつ
打ち解けてきたようです。
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その後は子どもたちが時間をかけて練習してきた踊りと歌の発表会。
何と使う道具は山から切ってきた竹!
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そして子どもたちはそれぞれの民族衣装を着て登場、と同時に
唄と踊りが始まりました。
竹と竹をリズミカルに叩き合わせ、タイミングよく唄を唄いながらステップを踏んでいく。
これが意外と難しいのです。
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円になりながらステップを踏んだり、手をつなぎながらと様々なパターンをこなしていきます。
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アカ族、ラフ族、カレン族3種の民族衣装を着た子どもたちが一同になるのをみると不思議な光景です。
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最後の写真は少し暗いですが、ギターを習っている男の子がその腕を披露してくれました。
休みの日にミラーのスタッフから教えてもらっているようです。

日が暮れるまで楽しい交流会が続きました。
この後HOPEのメンバーによるダンス披露も行われました。
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最後は子どもたちへのインタビューで交流会は終了。
HOPEのメンバーはこれらのインタビューをもとに「子ども基金プロジェクト」の
紹介パンフレットやポストカードを作成してくれるそうです。
ミラーにはフェアトレードプロジェクトもありますので、そちらでの販売も検討しています。

次回は9日の水曜日にお別れパーティが行われます。
今度はオーイちゃん(前々回の記事でご紹介しました)の村の若者グループが
アカ族の踊りを披露してくれるそうです。
そちらもお楽しみに。
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by mirrorfoundation | 2009-09-08 16:53 | ◆こどもたちのあゆみ