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タイ、チェンライで山岳民族の保護活動をしているNGO「the mirror foundation」の山岳民族子供基金プロジェクトBlog


by mirrorfoundation
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本日も奨学生の女の子を紹介します。
Aoy(オーイ)ちゃんのお話_e0128930_16214179.jpg

Aoy(オーイ)ちゃん。サンジャルーン村(アカ族)の16歳です。

チェンライの町にあるダムロンという学校に通っています。
現在はこの学校に通って1年目。
日本でいう高校にあたる学校です。

彼女は月曜日から金曜日までは朝6時に家を出て、
スクールバスに乗り学校へ通い、夕方は5時に帰ってくるという
生活を続けています。

ダムロン学校は木曜日だけ特別なカリキュラムがあります。
日本の学校にもよくあるクラブ活動のように、いくつか用意された活動の中で
(例えばタイの舞踊だったり、スポーツだったりとジャンルは様々)
自分の興味のあるものを選んで、さらにその活動も自分たちで計画して
作り上げていくというものです。

学校以外の活動としては、
土日などには特別自主学習プログラムとして日本語や英語の授業を取ることもできます。

そしておうちに帰ってからは家事のお手伝い。
家はお母さんと妹、弟の4人暮らし。
お母さんは毎日出稼ぎに行って働いているのでオーイちゃんが積極的に
おうちに関しても面倒を見ています。


奨学生の中でも女の子たちをまとめてくれるオーイちゃん。
勉強に、家のことにと忙しい毎日を送っているようですが
充実している日々を送っています。
# by mirrorfoundation | 2009-08-25 18:30 | ◆こどもたちの紹介①

タイの母の日

タイの母の日_e0128930_16584727.jpg

8月の12日はタイの母の日でした。
この日は王妃の誕生日にあたる日です。

学校だけではなく、タイ国全土各地で様々な母のためのイベントが行われます。

奨学生のうちの一人 Aso(アソ)くんのお母さんの替わりとして
Asoくんの通うサマキーソン学校の母の日イベントに出席してきました。

タイの母の日_e0128930_17274085.jpgサマキーソンは、私も初めて訪れましたがとても大きな学校でした。母の日のイベントのため生徒のお母さんも皆おめかしして集合です。

まずは生徒によるお母さんへの作文発表。
日ごろのお母さんへの感謝と自分の抱負を述べる女子生徒。

日本人の感覚からするとタイの人は家族をとても大事にしているように思えます。たとえ子どもでも学校が終わると両親の仕事、家事の手伝いなど積極的に行います。

それもいやいやではなく、助け合うのが当たり前だから。そしてお互いを尊敬しあう日があるというのはとても素晴らしいことだと思います。(タイの父の日、子供の日ももちろん盛大なイベントが行われます。)


タイの母の日_e0128930_1810375.jpg



壇上に生徒一人一人のお母さんが昇り、子供からジャスミンの花輪を受け取ります。
タイの母の日_e0128930_18153984.jpg


タイの母の日_e0128930_18224317.jpg


感動的なシーンでした。
子どもたちから花をもらうたびに、お母さんが子供を抱き締める姿は
見ていて 心がきゅっとなります。
(画像が少し荒れていて申し訳ありません)


タイの母の日_e0128930_1825552.jpg

先輩にあたるManop(マノップ)左とAso(アソ)君。

Asoくんの家庭環境にも複雑な理由があり、ミラーから奨学金をもとに学校に通っています。
今年15歳になるAsoくん。
今後 マノップのように村の若者たちをリードしていってくれるような青年に育ってくれたらな、
というのが本望です。

****************
ミラー財団では 子どもたちの里親を募集しております。
子どもたちの第二の親として、彼らの成長を私たちと一緒に見守りませんか?


里親についての詳しいご説明は下記アドレスまでご連絡ください。
担当者がお返事致します。
mirrorfoundation@hotmail.co.jp(担当:長谷川)
# by mirrorfoundation | 2009-08-17 18:35 | ◆タイのイベント。行事
改めて、、、マノップです(インタビュー記事付き)_e0128930_1563754.jpg

Manop Mayer(マノップ) 23歳 Apha村出身(アカ族)

マノップは チェンライ、ラチャパット大学に通う2年生です。
社会開発を学んでいます。

彼は 日本人からの支援のおかげで大学に通っています。

大学に通う前は、自動車のエンジン技術の専門学校に通っていました。
当時から ミラーから奨学金をもらっていた彼は、機会があれば大学に通ってみたいと
話していました。

そんな中 一人の日本人の方の支援のおかげで彼は大学に通えることになったのです。

現在は学校の近くのドミトリーに友達と4人で住んでいる彼は
勉強しつつも、時間ができるとミラーにやってきてお仕事を手伝ってくれます。
特にエコツアープロジェクトでのお手伝いは、タイ人スタッフだけではなく、
他国のボランティアたちとも交流を深めることができて、彼の世界観がぐっと広がったようです。

大学へ通う前から、ミラーでの仕事を手伝っていたマノップ。
子どもたちからの信頼もあつく、リーダー的存在でもあり、
またミラースタッフにとっても彼は なくてはならない存在の人気者です。

**********************
以下先日彼に対して行ったインタビューの内容です。

◆大学で学んでいるなかで一番興味のある学科は?
社会開発学です。


◆現在は2年生として特別な活動は何かしていますか?
1年生を集め、自分たち2年生が先頭になり様々な企画を催すというプログラムがあります。
このプログラムを通して後輩たちをどのように育てていけばいいのかというノウハウが
わかってきたと思います。


◆毎週ミラーにきてどんなお手伝いをしていますか?
村村を回って資料集めをしたり、村人の話を聞いてまとめるお手伝いをしています。
またボランティアさんの通訳役として学校へ行く日もあります。



◆それらが何か役になっているなと思う部分はありますか?
はい、さまざまな問題を抱える人々のもとを訪れるたびにその解決方法を自分なりに考えられる
力がついてきたと思います。




◆大学生活はあと2年ありますが、どんな将来を思い描いてますか?
地域の若者たちを集めて地域開発のための活動をしていきたいと思います。
人身売買の問題についてもですが、僕たち山地民の抱える問題は
いまだ解決しきれていないものばかりです。
村村でキャンペーンを行い、一人でも多くの若者に
自分たちの未来を考えてもらう事が僕の目的です。




*******************
上記のインタビューにもあるように、ミラーでのお手伝いも積極的にこなしてくれるマノップは
奨学生のリーダーであり、見本的な存在です。

今月には奨学生同士のミーティングが行われるそうなので
そちらの様子も追ってこちらにアップしたいと思います。
# by mirrorfoundation | 2009-08-04 15:26 | ◆こどもたちの紹介①

再びアチェさんを訪ねて

前回こちらの記事でもご紹介しました。

フエサンゴーン村のアチェさん。
再びアチェさんを訪ねて_e0128930_13551414.jpg


前回の記事でHIVに侵され、日雇い労働で働く奥さんと
幼い乳飲み子と2人の小学生の子どもと暮らしているアチェさん。

経済的にも苦しく、アチェさんに何か支援ができないかと
前回こちらのページで呼び掛けをしたところ

多くの皆様の支援により 現在のところ10か月にわたり
彼らをサポートする手段が整いましたのでお知らせいたします。

一路わたしとスタッフのP'Akong(アゴン)は 彼のもとに
支援の詳細の旨を伝えに 村を訪れました。

いただいた支援金で何カ月分かのお米を購入し、手渡しました。
再びアチェさんを訪ねて_e0128930_13315911.jpg

再びアチェさんを訪ねて_e0128930_13561554.jpg

スタッフのP'Akong(アゴン)さんとお話をしているアチェさん。
体調は未だにめまいが続くものの 日中は起き上がって 一番下の子の面倒を見ているとのこと。

病院には月に1度通い
1か月分の薬をもらって飲み続けているそうです。
再びアチェさんを訪ねて_e0128930_1413041.jpg

おうちの中を了解を得て 写真を撮らせていただきました。
働けなくなったアチェさんの代わりに家族をささえる奥さんが一日中働きにでているため
家の中では ほとんど寝たきりのアチェさんと幼子の2人きり。
しん、としています。


*************
わたしたちミラー財団は寄せられた支援金一万バーツを基に
10か月に渡りアチェさんを支援することが決定いたしました。

皆さまからの温かいご支援本当に感謝しております。
ありがとうございます。

なお、寄付者様の詳細につきましては左カテゴリに本年度分を記載しております。
# by mirrorfoundation | 2009-08-03 14:19 | ◆支援ご協力のお願い
更新の日にちが空いてしまいましたが、、カレン族難民キャンプのご報告最終章です。
最後に訪れたキャンプ地での写真。
そろそろ日もくれる時間、急いで物資をおろします。
カレン族難民キャンプを訪ねて4_e0128930_1512930.jpg


こちらのキャンプ地も先ほどと同じく、これから皆々の家や集会場などを作る予定だそうです。
ただ 作ると言っても支援物資として届けられたビニールシートなどで簡易の屋根を作って
という形になります。


カレン族難民キャンプを訪ねて4_e0128930_15195064.jpg現在タイは雨季のため足場がとても悪く、車がキャンプ地の中まで入っていけません。
そこでカレン族の皆さんも手伝って 皆で支援物資をかついで運びます。

カレン族難民キャンプを訪ねて4_e0128930_15233958.jpgお母さんも こどももみんな総出です。
************今回はMaeSot(メーソッド)という地域のみの訪問でしたが、今もなお各地に分散する難民キャンプにはミャンマーからのカレンが増え続ける一方です。

今回紹介しました難民キャンプ、と言いましても一つの巨大な村のようで、5年も10年も
キャンプ生活を続けているキャンプの中には、商店ができたり、寺子屋のようにこどもたちの学習の場が
できているところも少なくないそうです。


ただキャンプの外には容易には出られない、生活しているだけ。というのが現実だそうです。
タイ政府も難民受け入れ口として 場所を提供しているけれど国籍を容易に与えるわけにもいかず
教育を受けたとしてもそれを生かす機会や場所がないのがほとんどです。

ミラー財団だけではなく現在さまざまなNGOがカレン族難民に対しての支援活動を行っていますが
彼らの自立への道はまだまだ遠いようです。

今後もミラー財団は物資の支援、資金援助などの活動を行っていき、彼らの今後を見守っていきたいと
考えています。

***山岳民族子ども基金プロジェクトでも カレン族難民キャンプの子どもたちのための
募金を集めております。
是非ご協力お願いいたします。


お問い合わせ、ご連絡はこちらまでお願いいたします。
mirrorfoundation@hotmail.co.jp(担当:長谷川)
# by mirrorfoundation | 2009-07-23 16:10 | ◆支援ご協力のお願い